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初めての「地中海連合」首脳会議が１３日、フランスのパリで開催され、イスラエルとシリアなど紛争当事国も含む「呉越同舟」の一大会議として注目されました。
地中海連合は、フランスのサルコジ大統領が提唱した地中海地域の政治・経済協力の枠組みで、今回が初めての首脳会議です。
会議は、イスラエルのオルメルト首相とシリアのアサド大統領など、地域紛争を抱える国を含むヨーロッパや北アフリカ、中東の４３か国の首脳がアルファベット順に１つの円卓を囲んで行われました。
各国は、地中海の浄化や国際高速道路の建設、太陽光発電の推進など６つのプロジェクトを進めることで一致。また、１１月には事務局の設置都市を決め、定例化を進めるとしており、サルコジ大統領は、顔ぶれを揃えた事自体「歴史的成功」だと自画自賛しています。
しかし、イスラエルを念頭にアラブ諸国が求めた「地域内の非核化」では合意出来ないなど、平和の構築のためのメッセージの色合いは希薄なものにとどまりました。
また、リビアの最高指導者カダフィ大佐は、「ヨーロッパへの従属になる」として欠席しました。（14日04:45）
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