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２５日、埼玉県秩父市の山中で県の防災ヘリコプターが救助活動中に墜落して５人が死亡した事故で、生存者の消防隊員らは県の聞き取り調査に対し、墜落直前に「メーンローター（主回転翼）から異常な音を聞いた」と話していることがわかりました。
「『（隊員２人が降下し）着地とほぼ同時に、聞いたことのないような異音を聞いた。バタつくような音を聞いた』というふうに言っております。『主回転翼、メーンローターの音がいつもと違ったんじゃないか』と。『そういった音、落下スピード、ワイヤーの流れという異常を感じて上を見ると、すでに機体が落ちつつあるのが見てとれた』と」（防災航空隊・立川弘史隊長）
２５日、埼玉県秩父市の山中で県の防災ヘリが遭難者の救助中に墜落し、乗っていたパイロットや航空隊員ら５人が死亡した事故で、２５日夜に生存者の消防隊員ら２人が県の聞き取り調査に応じました。それによりますと、事故当時、ヘリは現場の上空およそ３０メートルの高さでホバリング（空中静止）をしていましたが、救助活動のために２人がロープを使って地上に降りた直後に「メーンローター（主回転翼）から異常な音を聞いた」と話しているということです。
また、現場は木が生えていない比較的開けている場所で、事故当時の天候は晴れていて風も弱かったということです。
「残念な気持ちでいっぱいです」（秩父消防本部・木村準さん）
「申し訳ない気持ちでいっぱいです」（埼玉県防災航空隊員・太田栄さん）
一方、生存者の消防隊員ら２人は２５日夜、県の聞き取り調査の後に取材に応じて心境を語りました。
国土交通省の運輸安全委員会は現地に事故調査官を派遣し、原因を調べることにしています（26日03:21）
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