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アサド大統領の辞任を求めてデモを続ける民衆に対し、軍による武力弾圧が続いているシリアで３日、武力弾圧が激化し、１９人が死亡しました。シリアは、武力弾圧の停止などを求めたアラブ連盟の仲介案を受け入れたばかりでした。
これは中東の衛星メディア・アルジャジーラがシリア国内の活動家からの情報として伝えたもので、３日、政権側の軍が西部ホムスの住宅地を戦車で砲撃するなどして、少なくとも１９人が死亡したということです。
また、首都ダマスカス近郊では３日だけでおよそ２０００人が拘束されたという情報もあります。
シリアは武力弾圧の停止や拘束している政治犯の解放、反体制派との交渉開始などを求めたアラブ連盟の仲介案を２日に受け入れたばかりでした。
アサド政権は反体制派に対し、これまでも譲歩する姿勢を見せながら弾圧を強化し続けていましたが、今回、アラブ連盟の仲介案を受け入れた直後に激しい弾圧を行ったことで、今後、国際社会からの非難がさらに強まるものとみられます。（04日02:24）
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