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アメリカ国務省は、北朝鮮に不法入国したとして拘束されているアメリカ人男性について、先週、アメリカ政府の担当者がピョンヤンで面会したものの、北朝鮮側に解放を拒否されたことを明らかにしました。
アメリカ国務省のクローリー次官補は１６日の記者会見で、今年１月に、中国との国境を越えて北朝鮮に不法入国したとして拘束されているアメリカ人男性、アイジャロン・マーリ・ゴメス氏の健康状態を確認するため、領事担当者や医師２人などの国務省チームが、先週９日から１１日までピョンヤンを訪れて、病院でゴメス氏と面会したことを明らかにしました。
その上で、クローリー次官補は、その際に、北朝鮮側にゴメス氏の解放を求めたものの拒否されたことも明らかにし、「今後も人道的見地から解放を求めていく」としています。
今年４月に、不法入国と朝鮮民族への敵対罪で８年の労働教化刑などを言い渡されたゴメス氏について、北朝鮮の朝鮮中央通信は、先月、「自殺を図り病院で治療中だ」と伝えていました。
ゴメス氏は、拘束される前は、韓国で英語を教えながらキリスト教系の団体で活動していたということですが、不法入国した経緯などは明らかになっていません。（17日11:53）
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