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党の役員人事を見送り、内閣の補充人事を行った麻生総理は２日朝、２人の新任閣僚に対し、重点政策に全力で取り組むよう指示
しました。麻生降ろしはどこまで強まるのか、そしていつ解散に踏み切るかが焦点となります。
麻生総理は、閣僚に内定した２人を官邸に呼び、正式に入閣要請を行いました。
「総理が補充人事を決めたわけですから、その期待に応えられるよう、しっかりと取り組んでいきたい」（林幹雄国家公安委員長）
「いい政策を作って、それをきちっと発言することは、全体にとっての応援になると思います」（林芳正経済財政相）
２人の新大臣の認証式は午後行われ、麻生内閣は新たな陣立てで再出発することになります。党内に混乱を引き起こした人事問題が一応決着したことで、今後の焦点は、麻生総理がいつ解散に踏み切るかに移りますが、「麻生降ろし」の火種は依然くすぶっ
ています。
「マニフェストのとりまとめまでは解散をしないと」（塩崎恭久・元官房長官）
「執行部の対応を見ながら、これはちょっと政党としてどうなんだというのがあれば、ちょっと考えなければいけない」（自民党・平将明衆議院議員）
麻生総理に批判的な勢力は、政権公約が出来上がっていない段階での早期解散に反対の姿勢を崩しておらず、総裁選前倒しを視野に活発な動きを見せています。
今回の人事のゴタゴタで求心力低下が否めない麻生総理ですが、今後は、静岡県知事選挙や東京都議選挙などの情勢を踏まえながら、解散日程について判断するものとみられています。（02日11:32）
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