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アメリカのゲーツ国防長官は５日、キルギスの首都ビシケクを訪れ、イサコフ国防相と会談しました。会談後の記者会見で、ゲーツ国防長官は「われわれはアフガニスタンでタリバンの復活阻止に全力で取り組んでいる。そのために基地を使用することは、キルギスが重要な役割を果たすことができる一つの道だ」と述べ、アメリカ軍のキルギスへの駐留がテロとの戦いで引き続き重要であるという認識を示しました。アメリカ軍は、アフガニスタンへの攻撃を行った６年前からキルギスのビシケク近郊にあるマナス空軍基地に駐留しています。しかし、去年、キルギス政府が基地の使用料の値上げを主張して撤退を求める構えを見せたほか、先月にはキルギスの議会がアメリカ軍に撤退を促すよう政府に求めています。ゲーツ国防長官の訪問は、中央アジアで豊富な資源を求めるロシアや中国が影響力を増す中、アメリカとしてこの地域で唯一の基地を維持して影響力を保つため、キルギス側に理解を求めるねらいもあるとみられています。
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