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政府が世界遺産への登録を推薦している岩手県の「平泉の文化遺産」について、ユネスコの諮問機関イコモスが登録の延期を勧告しました。これにより、「平泉の文化遺産」の登録は厳しい情勢となりました。
勧告の内容は２３日未明、文化庁を通じて岩手県や平泉町に伝えられました。
「（勧告は）石見銀山と同じ結果ですよね。非常に残念です」（平泉町高橋一男町長）
イコモスの勧告は、平泉の文化遺産の普遍的価値の証明が不足しているとして、世界遺産への登録を延期するよう求めています。
しかし去年、同じ登録延期を勧告された島根県の石見銀山遺跡は逆転登録を果たしており、政府は７月のユネスコの世界遺産委員会に向けて巻き返しをはかることにしています。
平泉は、平安末期に奥州藤原氏が築いた政治の拠点で、平泉の文化遺産は、国宝の中尊寺金色堂などの寺院や庭園などで構成されています。（23日09:05）
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