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タクシン元首相派と反タクシン派の対立が続くタイで、３日、総選挙が行われ、タクシン派が過半数を獲得し圧勝しました。
タイの総選挙は、タクシン元首相の妹・インラック氏を首相候補とするタイ貢献党が単独で過半数を獲得。初めての女性首相が誕生することになります。
「タイ国民と約束した全ての政策をできる限り実行に移します」（タイ貢献党インラック氏）
アピシット首相本人も、「インラック新首相を祝福する」と敗北を認めました。
２００６年に軍がタクシン元首相をクーデターで追放して以来、タクシン派と反タクシン派による深刻な対立が続いていて、バンコクでは去年、大規模な騒乱にまで発展しました。
今回のタクシン派の圧勝で、タクシン元首相の帰国と復権の道が開けることになりますが、タクシン元首相本人は、帰国の時期については明言を避けています。
「国にはとても戻りたいが、適切なタイミングを待っています」（タクシン元首相）
タクシン元首相が復権すれば、反タクシン派の強い反発が予想され、対立の火種は残ったままです。（04日03:48）
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